お正月の餅つきはいつやるか知ってる?してはいけない日もある!

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今は24時間営業のお店も増えて、
お正月でも営業しているお店は多いですが、
お正月は現在の人々にとっても特別な日であることには変わりませんよね。

 

 

お正月に特別なことはしない家庭でも、
おもちをお雑煮にして祝うことは多いでしょう。

 

この記事では餅つきはいつするのか、してはいけない日は?
おもちの意味や地域によって違うお持ちの形のなぞ、
餅つき大会での注意点などをまとめてみました!

 

 

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餅つきはいつやるのがいいの?

 

餅つきはいつするのがいいのでしょうか?

 

結論から言いますと、12月28日もしくは30日が良いとされています。

 

その理由を説明するためには、お餅についての説明から
スタートしましょう。

 

 

お餅を食べるのはおいしいからだけじゃない!?

 

おもちはいにしえの頃から人々に大切にされていました。

 

おもちは稲の神様である稲霊(いなだま)を象徴していて、
神様が宿る特別な存在として敬われてきました

 

そのため、おもちには霊力があり、おもちを食べると
力がつくと信じられていたので
お祝いのある特別な日におもちを食べる習慣が広がったのです。

 

 

お祝い事の日には、おもちって付きものですよね。
花びら餅、桜餅、柏餅など。
でもおもちはおいしいだけじゃなかったのです!

 

 

餅つきの目的は?餅つきしてはいけない日がある?

 

本来、餅つきはお正月の準備のひとつとして当然のように行われていました。
鏡もちをお供えしたり、お雑煮をお祝いするためです。

 

 

鏡もちはお正月にやってくる年神様にお供えして、
福や長寿をお願いするためのものです。

 

その為餅つきをするのを避ける日にちがあります!

 

まず29日。”九”が”苦”に通ずるとして
苦しい運勢がやってくる
といわれました。

 

続いて31日。”一夜もち”といって、運が一晩で無くなってしまう
といわれていてこちらも縁起が悪いとされています。

 

正月飾りも同じです。

 

ちなみに鏡もちは、丸い形をしています。そのわけは諸説ありますが、

 

・人の心臓の形を表している

 

・人の輪を表している

 

・満月を望月(もちづき)とも呼ぶことから、満月の形を表している

 

・天皇の「三種の神器」の銅鏡の形を模している

 

などがあります。

 

 

関東と関西でお餅の形が違う?!そのワケは?

 

鏡もちは全国的に丸い形ですよね。でもお雑煮などに入れるお餅の形は
地域によって違います。

 

 

大雑把に分けると関東は四角い形で、関西は丸い形をしています。
これはなぜなのか知っていますか?

 

答えは江戸には人が多かったため、手間を省いたから
えー!って思いますよね…(笑)

 

もともと、お雑煮のおもちは丸いものだったのです。

 

鏡もちの分身として、小さな丸いお餅をお雑煮にして
お祝いしていたんですね。

 

お雑煮は室町時代に京都の公家や武家、お寺などで食べられていました。

 

それが、江戸中期に庶民にも広がり、やがて江戸へ伝わります。

 

当時の江戸はたくさんの人が住んでいたため、
庶民の多くは狭い長屋に住んでいました。

よく時代劇ドラマであるやつですね。

 

そんな狭い部屋の中では、当然餅つきなどできません。

 

そこで、臼と杵を持ってきて、餅つきをしてくれる
「出張餅つき屋」という商売があらわれ、とても繁盛したそうです。

 

ですが、江戸は人口が多く、注文が殺到し、
いちいちお餅を丸めていられなくなったのです(笑)

 

 

そこで、板の上にのした状態のおもちをお客さんに渡し、
あとは自由にお客さんに切ってもらう手抜きスタイルになりました。

 

だいたい関ヶ原あたりを境に、
西は丸餅、東は四角い切り餅にわかれているのです。

 

お雑煮の味付けも具材も地域ごとに異なるので、
新婚夫婦のケンカのネタになりがちとか。

食って大事ですもんねー。

 

 

東京のお雑煮はすまし仕立てで、鶏肉、にんじん、大根、三つ葉が
入ることが多いですが、

 

私の実家(東京)は小松菜が入っていましたし、

夫の実家(神奈川)ではきのこをたっぷり入れます。

 

魚や貝を入れる地域やあんこ入りのお餅を入れるところもありますね。

 

 

餅つきイベントでの注意点!と対策

 

本来は年末に行う餅つきですが、
商店街や幼稚園などではイベントとして
日付に関係なく行うこともありますね。

 

いずれの場合でも注意が必要なことがあります。

 

それは食中毒対策です。

 

過去に、イベントの餅つきのおもちを食べて
食中毒が発生したことが何度もあります。

 

これが理由で娘の通ってる園でももちつきイベントが無くなりました…

 

 

対策としては

 

  • 臼、杵、手水の器、お餅を丸めるためのバットなど全てを
    消毒しておきます。
  • 餅をつく人、餅を丸める人、餅を食べる人はキレイに手を洗います。
  • 餅を触る人は使い捨ての手袋を着用します。
  • わりばしや楊枝を用意して、素手で食べないようにします。
  • できるだけ、お雑煮やおしるこなど、再加熱したものを提供しましょう。
  • 会場で食べるようにして、持ち帰らないようにします。

 

一番重要なのは、餅つきを主宰する側の人全員が、
食中毒の恐れがあることを十分に理解
し、
共通の認識を持つ必要があります。

 

よくあるのが、商店街の餅つきイベントに
当日だけ手伝うことになった主婦が食中毒の恐れがあることを
認識せずに、素手でお餅を触ってしまったり、

 

準備していたもの以外の道具を使ってしまって、
食中毒を起こしてしまうことがあるのです。

 

楽しいはずのイベントが悲しい思い出にならないように
十分注意しましょう。

 

 

まとめ

 

餅つきはお正月の準備のひとつで行われていたので、
12月28日か30日に行うのが良いとされています。

 

お正月飾りと同じです。

 

おもちには稲霊が宿るとされていて、おもちを食べると
力がつくとされているので、ハレの日に食べる習慣となりました。

 

最近はイベントとして日にちに関係なく、
餅つきが行われるようになりました。

 

おもちができる過程を見たり参加して、
みんなと一緒におもちを食べるのは
食育としても文化としても素晴らしいと思います。

 

 

是非、お子さんと一緒に参加してくださいね。

 

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