私は3歳の男の子と、もうすぐ1歳半になる女の子を育てる専業主婦です。
我が家は、上の子が2歳2か月のときに、下の子が生まれました。
周りを見ても、だいたい2歳前後の歳の差のきょうだいが多いです。
それぐらいの歳の差のきょうだいをもつママたちは、
“上の子が下の子にいじわるする”
という悩みを必ずと言って良いほど抱えているのではない?ですか?
今日はそんな上の子が下の子にいじわるをしてしまう時の対応をご紹介したいと思います!
上の子が下の子へいじわるしてしまう!気を付けた3つのこと
我が家もそうでした(今も続いています)。
生まれるまでは、何となく赤ちゃんが生まれることを理解していたけど、
実際生まれると、
「え?何この子。なんでずっとママに抱っこされているの?」
という感じで、すぐに下の子への攻撃が始まりました。
我が家では、下の子へいじわるしてしまうことについて、
気を付けていたことが3つあります。
一つ目は、“未然に防ぐこと”
二つ目は、“いじわるしてしまったときのフォロー”
三つ目は、“いじわるしなかったときのフォロー”です。
この3つについて順に紹介します。
※今回書くことの、特にいじわるしてしまったときのフォローは、
2歳前後の年齢差のきょうだいを想定してかいています。
ですので、3~4歳以上の年齢差のあるきょうだいでは、
参考にならないことがあるかと思います。
対応1 まずは未然に防ぐこと
まず大切なのは、未然に防ぐことです。
特に生後間もない赤ちゃんへの攻撃は、極力防ぎたいところですよね。
上の子と下の子を二人きりにしないようにします。
下の子が寝ているときには、別の部屋で寝かせることがおすすめです。
「下の子は寝ているし、上の子はおもちゃで遊んでいるから・・・」と
目を離したりすると、その隙に上の子が下の子に手を出してしまったりします。
授乳中に下の子への嫉妬からいじわるしてしまう子はとても多いそうです。
我が家もまさにそうで、まず授乳しようとすると泣き叫び、
「パパ おっぱい!!(赤ちゃんはパパのおっぱいを飲め)」と言っていました(笑)。
我が家では、上の子が授乳に慣れるまでは、
上の子のお昼寝の時間や、おやつの時間に授乳の時間をあてるようにしました。
もちろんそれだけではまったく足りないので、
その他のときは、まず上の子に「おっぱいあげても良い?」と聞くようにしました。
聞くとたいてい「だめ」と言います。なので、
「じゃあおっぱいあげている間何してようか?」と聞き、
いくつか遊びを提案してあげるようにしました。
「これで遊んでいて」と言うと嫌がるので、「どれが良い?」と、選ばせるのがポイントです。
授乳時間が長い場合は、2つくらい選ばせてあげると良いでしょう。
そしていじわるしてしまうことを未然に防ぐために
一番大事なことは、上の子を優先させることです。
下の子は多少泣いていても放置して大丈夫なものです。
また、例えばおむつ替えなども、上の子を先にするようにすると、
“自分は大切にされている”という気持ちをもてるようになり、
下の子へのいじわるが落ち着くことがあります。
対応2 いじわるしてしまったときはフォロー!
気を付けていても、いじわるしてしまう場面はたくさんあります。
そんなときは、なるべく怒らないであげてください。
何度も続くと、どうしてもイライラして
つい怒りたくなってしまいますが、ぐっと堪えることが大切です。
我が家では、下の子が特にけがなどをしていなければ、
まず上の子を抱きしめてあげるようにしました。
上の子も、いじわるしたくてしているわけではないのです。
抱きしめてあげると興奮状態だった上の子の気持ちも、少し落ち着いてきます。
落ち着いたところで、「○○ちゃん(下の子)痛かったよ」と伝えると、
自分から謝れることが多くありました。
やってしまいがちなのが、「なんでいじわるしたの?」と理由を聞くことや、
「ごめんねしなさい」と無理に謝らせること。
3~4歳以上になれば理由を聞くことも必要ですが、
2歳前後の子に聞いたって答えられないし、そもそも明確な理由はありません。
また、無理に謝らせることは全く無意味です。
自分から謝ることができたら褒めてあげましょう。
対応3 いじわるしなかったときのフォロー
いじわるしなかったときには、たくさん誉めてあげることが大切です。
下の子へのいじわるに限らず、問題行動の対応として、
問題行動をとったときに叱るよりも、
望ましい行動をとったときに誉めることが大切です。
例えば、下の子を優しくなでてあげられたら誉めます。
それは多くの方がやっているのではないでしょうか。
そういったときだけでなく、下の子をつねりそうになったときに
ママがさっと間に入ってつねらずに済んだような場面でも、
「つねりそうになったけど、しなかったね。偉かったね」
と抱きしめてあげると良いです。
小さなことでもたくさん誉めてあげて、抱きしめてあげることで、
“優しくしたら良いことがある”と学んでいきます。
まとめ
上の子は、下の子が生まれると急な環境の変化に、かなりのストレスを感じます。
“私たち妻が、急に夫の浮気相手と一緒に住むようなものだ”、
というたとえを聞いたことがあります。
そんな状況の中で、かわいがりたい気持ち、嫉妬など、
様々な感情があり、いじわるしてしまうのです。
一番大切なのは、上の子の気持ちを大切にしてあげることです。
「下の子はずっと放置だけど大丈夫かしら・・・」と思う方もいますが、
大丈夫です。
下の子はたくさん泣いてたくましく大きくなります。
そして上の子が幼稚園や保育園に行ったら、
今度は下の子のためにたくさんの愛情と時間を注いであげましょう。